別ミルメのブログ

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abkn set japan tour 2013

今回は、先日私が行ってきた音楽イベントのレポめいたものを。

『abkn set japan tour 2013』と称された、ライブツアー。

02/02(土)、会場は大分県日田市にあるkobamori跡。

このイベントは《AOKI takamasa》さん、《Fumitake Tamura(Bun)》さん、《Kyoka》さん、《Kouhei Matsunaga》さんのライブで主に構成されている。

それぞれ音楽性の、魅力の異なった4名、いやしかし豪華なラインナップ!

意気込みがインタビューとして記事になっているものがあるので良ければこちらも併せてチェックを、ツアー日程の詳細も。(http://www.ele-king.net/news/002695/)

 

 

 

それぞれのライブに加えて、映像の演出も素晴らしかったのでこちらも紹介したい。

予め用意されたVJ的なセットではなく、インスタレーション的意味合いのある面白い装置だった。

文章で伝えても分かりにくいとは思うが、簡潔に流れをいうと、

1. 薄く水を張った透明な板の上にピアノ線みたいなワイヤーをくるくる巻いた状態で乗せる。

2. それを上部からライトで照らす。

3. ライトが光と影を強く生み出す。

4. それをビデオカメラで撮影し影絵的に壁面に映し出す。

5. ライブ時に発生するビートを小型のスピーカーと同期させる。

6. 上記5の振動を利用して上記1の水を張った透明な板を振動させる。

7. そうすると、音に合わせて映像が幾何学的な影絵を生み出す。

8.振動で生まれる(?)気泡などでさらに映像にエフェクトがかかる。

説明がわかりにくいw

……直接制作者に手法を窺ったわけではないので詳細は異なるとは思うが、アウトラインとしてはこんな感じ。

他にも機械で直接エフェクトをかけたりされていたようなので、仕組みを改めて訊きとってみたい。

この万華鏡的な映像を観ながら、カッコいい音を聴きつつ踊るのは大変気持ちがよかった。

この装置を体験調査するだけでも実に収穫の多いイベントであった。

 

 

 

一番最初は《Fumitake Tamura(Bun)》さんのライブから。

彼の音楽を例える際には、アブストラクト・ヒップホップと勝手に称している。

オフィシャルなコピーでもジャンル分けでもないが、個人的にはこれが一番しっくり来る。

ヒップホップといってもインストものの感じで、ラップや歌唱は基本的には入っていない。

煙った、空間的拡がりを感じさせるミドル・テンポの時間移動が大変心地よい。

ライブでは詳細は勉強不足でわからなかったが、日本語ラップをフック的に時々乗せたりされていたのが実にカッコ良かった。

 

 

 

二番目は《NHK》なるユニットでも活動中の《Kouhei Matsunaga》さんのライブ。

赤青メガネがキマっていてカッコいい。

靴がピカピカ光ってもいたような……!

ビジュアル的演出も素敵。

して。

出だしの一音から吹き飛んでしまった。

4者とも爆音だったのだが、Kouhei Matsunagaさんの音圧は飛び抜けて強かった。

ソリッドな輪郭がこれでもかと空間に明滅する。

音認識、音の存在感を改めて感じてしまった。

ビートも捉えどころのあるような、難しいようなユニークなものだった。

音そのものとの対峙であまり憶えることが出来なかったのかもw

これは実体験していたがかねば。

 

 

 

三番目は《Kyoka》さん。

序盤、機材トラブルだったみたいで音割れしていたらしいのだが、それが元の音だと勘違いした私は震えてしまったw

轟音爆音にもほどがある割れぶりで。

本題としての、トラブル解決後の音は不要物が一切ない超硬質のビートが強力に展開される。

限界まで削いで、研いでエディットされた質感。

音を触って確かめられるようなスキン。

聴覚以外もリンクして反応するような音を描き出せるのは素晴らしい。

踊りやすいビートではない構成なのがまた面白かったように感じる。

完全余談だが、衣装の赤色が実に似合っていて可愛かった……。(ハート)

放たれる強靭なサウンドとのギャップも魅力かなと。

 

 

 

四番目、ラストを飾るのは《AOKI takamasa》さん。

 個人的にAOKI takamasaさんのライブを体験するのは今回で通算3回目。

CD音源とは違い、毎回ライブではミニマルなダンス・トラックを主軸に据えられている模様。

この日も同様、そういった展開だった。

最新のAOKIさんの音は、より硬質で芯そのものをハッキリと提示したビートだった。

ボイス・サンプルを乗せられた箇所があったのだが、それがさりげなく華やかでアガってしまった。

インスト一本もいいけれども、何か色々乗せて欲しい派。

ディレイを効かせたギター音のループを展開なさっていたのは具象性があり美しい手法だと思った。

近日リリースされるらしい新譜への期待も高まる。

 

 

 

20:00~25:00位までの5時間たっぷりと最高の音でしっかり楽しめた。

まだまだツアーも残っているので、参加するか迷っている方は是非にも行って貰いたい!

素晴らしき音楽体験を。

 

 

 

会場では出演者の作品も販売されていたので、私はFumitake Tamura(Bun)さんのCDを3枚と、KyokaさんのCDを1枚購入して帰宅。

こちらの作品レコメンドも改めて。