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LUPIN the Third 峰不二子という女 オリジナルサウンドトラック

今回は音楽の紹介。

 

 

菊地成孔

LUPIN the Third 峰不二子という女 オリジナルサウンドトラック』

LUPIN the Third 峰不二子という女 オリジナルサウンドトラック

LUPIN the Third 峰不二子という女 オリジナルサウンドトラック


LUPIN the Third 峰不二子という女 PV - YouTube

 

  

 

テレビアニメ版の新装『ルパン三世』シリーズの音楽を《菊地成孔》さんが担当なさったということで、これはチェックしなければと購入した次第。

私の住む地では当アニメの放送が無かったので、本編をほぼ観ずにこちらの盤のみを先に愛でる運びとなったのはやや残念だったり。

ソフト化されているので、機会があれば映像とともに音楽も楽しみたい。

ルパン三世シリーズの主要キャラクター毎にイメージされる音楽が割り振られていることがトラックタイトルからうかがえる。

なので、聴取の際には、そのタイトルをしっかりチェックしつつ、イメージの整合を想像するのがいいのかも。

石川五エ門》の場合は和風なテイストを前面に出すなどの、らしい色分けが数分毎に入れ替わり楽しめる。

40トラック収録と、サウンドトラックらしい構成。

 

 

 

菊地さんが映像作品に音楽を乗せる仕事をなさったのは今回が初ではなく、過去に日本の映画作品のサウンドトラックを幾つか手がけてなさるので、そちらと聴き比べても面白いと思う。

パビリオン山椒魚』や『大停電の夜に』や『ソラノ』など。

私はこの3枚は聴いたのだけれども、併せてチェックするのは本当にオススメ。

 

 

 

パビリオン山椒魚 オリジナル・サウンドトラック』

パビリオン山椒魚 オリジナル・サウンドトラック

パビリオン山椒魚 オリジナル・サウンドトラック

 

大停電の夜に オリジナル・サウンドトラック』

大停電の夜に オリジナル・サウンドトラック

大停電の夜に オリジナル・サウンドトラック

 

 

『ソラノ オリジナルサウンオトラック』

ソラノ オリジナルサウンドトラック

ソラノ オリジナルサウンドトラック

 

 

 

これらと比べてみると、菊地さん史上一番バラエティに富んだ曲調ばかりに当盤は仕上がっているかな。

映画音楽とテレビアニメの違いがあるのは当然としても。

映像に音楽を乗せた音源とは違うけれども、菊地さんの作品にアルバム『デギュスタシオン・ア・ジャズ』というものがある。

これは、ジャズを試食(=デギュスタシオン)するというコンセプトなのだが、『LUPIN the Third 峰不二子という女 オリジナルサウンドトラック』は菊地さんの多種多様な音楽性を試食出来る盤だと思う。

デギュスタシオン・ア・菊地成孔

DCPRG》的なソリッドで混沌したトラックもあれば、《菊地成孔ダブ・セクステット》的な冷えて正装したトラックもあり。

菊地成孔とペペ・トルメント・アスカラール》に至ってはそのまま重要な一曲となる“新・嵐が丘”を演奏している。(菊地さんが文章を書いたエレガントな朗読付き!)

他にも、本人の美声による歌唱(スキャットだけれども)も聴けたり。

 

 

 

……ということで、私のように本編を観なかった場合でも、《菊地成孔》という男の音楽展望が楽しめる、菊地ビギナーにもうってつけの盤。

デギュスタシオン・ア・菊地成孔。(一押しレコメンド・フレーズなので2度言う) 

 

 

 

Degustation a Jazz

Degustation a Jazz