別ミルメのブログ

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別ミルメ的2014年ベストディスク10選(後半)

私、別ミルメが2014年に聴いた音楽作品の中で良いなと思ったものを10作品厳選してレコメンド。

今回はその半分、5作品を紹介。

紹介順に順位的な意味は特に無い。

前半5作品の紹介ページは下記リンク。

http://another-mirume.hatenablog.com/entry/2014/12/24/062352

 

 

 

【6】

『さよならはエモーション/蓮の花』

サカナクション

 
サカナクション - さよならはエモーション (MUSIC VIDEO) - YouTube


サカナクション - 蓮の花 (MUSIC VIDEO) - YouTube

総計4トラック収録のシングル盤なのだが、その全トラック総て素晴らしかったので紹介したい。

タイトルトラックとなっている“さよならはエモーション”及び“蓮の花”は上記リンクで聴けるので是非にも。

ロックといわず、エレクトロニカ方面の香りが存分にするのが個人的に好き。

その折衷の割合が絶妙で。

タイトルトラック以外もまた同様に素晴らしい。

それらには外部の作家として《AOKI takamasa》さんと《コーネリアス》が参加している。

前者のトラックはかなりゴリゴリのダンストラックに、そして後者はアコースティックな優しいトラックで。

 

 

 

【7】

戒厳令

リンビョウ

戒厳令

戒厳令

 

《リンビョウ》とは《菊地凜子》さんの音楽活動時の別名である。

そのトータルプロデュースは《菊地成孔》さんが行っている。

はからずもダブル菊地。

作風はヒップホップ、ポエトリーリーディング、歌もの、ハードめなロックテイストと多様(雑多?)にパッケージされている。

客演ラッパーも実に聴き応えあり。

個人的には全トラックヒップホップで通していただきたかった位。

 

 

 

【8】

『Sketches / Days』

yorosz

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試聴は下記リンクから。


Sketches / Days | obalto

(※Bandcamp上では作家名は《obalto》さんとなっているが、Twitte上での《yorosz》さんの方がなじみ深いのでこちらで表記する)。

現行の電子音楽作品に多分に影響を受けたであろうと思われる作品。

全7トラック、トータルタイムが30分行かないコンパクトさがまた濃度と速度につながっている気がする。

7曜日がそれぞれ各トラックのタイトルに割り振られているのがまたコンセプトを感じられて良い。

動的な電子音で構成されたトラックと、静的な電子音で構成されたトラックの配置で効果がそれぞれに効いている。

最後のトラック“Sketch / Sunday”の雨音のようなテクスチャーが感傷的で。

 

 

 

【9】

『BETSU MIRUME』

別ミルメ

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試聴は下記リンクから。


BETSU MIRUME | betsu_mirume

見ての通り、私、別ミルメの作品。

客観的にリスナーとして聴いても本当に最高だったので紹介。

冷えた電子音に大きくディレイをかけるのが作風というか本体となる。

オーバーキルなディレイによりダブやサイケに接続される。

そういったものも聴きたいが今まで見当たらなかったので自分で制作した次第。

6~8トラックでは音楽史のモードに従い、初音ミク(ボーカロイド)も召喚している。

具体的な歌詞を用意して歌わせるのではなく、“声”そのものにフォーカスするために抽象化させて。

初音ミクオルタナティブとして機能しているのでは。

 

 

 

【10】

宇多田ヒカルのうた 13組の音楽家による13の解釈について

V.A.

 
椎名林檎 - Letters (『宇多田ヒカルのうた』より) - YouTube

 
LOVE PSYCHEDELICO - 光 (『宇多田ヒカルのうた』より) - YouTube

 
KIRINJI - Keep Tryin' (『宇多田ヒカルのうた』より) - YouTube

宇多田ヒカル》さんの曲を他のアーティストがカバーしたアルバム。

1. 井上陽水 / SAKURAドロップス
2. 椎名林檎 / Letters
3. 岡村靖幸 / Automatic
4. 浜崎あゆみ / Movin' on without you
5. ハナレグミ / Flavor Of Life
6. AI / FINAL DISTANCE
7. 吉井和哉 / Be My Last
8. LOVE PSYCHEDELICO / 光
9. 加藤ミリヤ / For You
10. 大橋トリオ / Stay Gold
11. tofubeats with BONNIE PINK / time will tell
12. KIRINJI / Keep Tryin'
13. Jimmy Jam & Terry Lewis feat. Peabo Bryson / Sanctuary

原曲の素晴らしさとカバーしたアーティストの素晴らしさ、どちらも発見・再認識出来る。

 

 

 

2014年はこういったラインナップとなった。

例年と変わらず電子音楽作品が本命なのは継続している。

そしてついに好みのものを自分で聴く為に音楽を制作し始めた……。