別ミルメ的2015年上半期おすすめ書籍30選
私、別ミルメが2015年の上半期(1~6月)に読んだ書籍の中で特におすすめのものを紹介。
尚、書籍の発売時期が2015年の上半期という訳では無く、私が読んだ時期を指すので注意を。
発表順に順位的なものは無い。
【1】
歌舞伎町のミッドナイト・フットボール -世界の9年間と、新宿コマ劇場裏の6日間- (小学館文庫)
- 作者: 菊地成孔
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2010/09/07
- メディア: 文庫
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音楽家《菊地成孔》さんの文章がいくつか。
優美に展開しつつ終盤は感傷を併せて。
【2】
タイトル通り先ずの一冊として有効。
この書籍に限らず、《立川武蔵》さんの宗教系のものは読みやすい。
【3】
哲学者《バールーフ・デ・スピノザ》の簡潔で明確な汎神論を解説。
【4】
ヨーガとはヨガと換言しても良い(多少異なるが)。
その思想と実行。
【5】
哲学的時間論に関する。
《青山拓央》さんの時間論の文章は分かりやすく興味深い。
【6】
唯識思想の先ずの一冊として。
文体がやわらかい。
【7】
集中講義!日本の現代思想―ポストモダンとは何だったのか (NHKブックス)
- 作者: 仲正昌樹
- 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
- 発売日: 2006/11
- メディア: 単行本
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タイトル通りポストモダンを振り返る。
《仲正昌樹》さんの哲学講義は本当に分かりやすい。
【8】
哲学者《ディオゲネス》の生涯とエピソードを詳細に紹介。
語られているエピソードの真偽の検証のパートがまた面白かったり。
【9】
贈与論関係で欠かせない一冊。
世界の各部族のそれらを詳述する。
ポトラッチは神や精霊にも向けられる。
【10】
科学と哲学を結んで考える。
帰納と演繹で命題を探る。
【11】
神経科学の話を実際の臨床エピソードを交えて紹介する。
文章がユーモアを効かせつつ綺麗。
【12】
マンガ 密教入門―密教の神秘を解き明かす (サンマーク文庫)
- 作者: 白取春彦,篠崎佳久子,金岡秀友
- 出版社/メーカー: サンマーク出版
- 発売日: 2000/05
- メディア: 文庫
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タイトル通りマンガ形式だが、テキストが中心。
マンダラなどは図も重要なのでこの形式なのが寧ろ良いのかも。
【13】
哲学者《ジル・ドゥルーズ》を分かりやすく解説。
【14】
文庫 銃・病原菌・鉄 (上) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫)
- 作者: ジャレド・ダイアモンド,倉骨彰
- 出版社/メーカー: 草思社
- 発売日: 2012/02/02
- メディア: 文庫
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文庫 銃・病原菌・鉄 (下) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫)
- 作者: ジャレド・ダイアモンド,倉骨彰
- 出版社/メーカー: 草思社
- 発売日: 2012/02/02
- メディア: 文庫
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人類の繁栄の歴史を数万年のスケールで広大に分析する。
タイトルの3つのワードが大きく関わる。
【15】
貨幣という謎―金(きん)と日銀券とビットコイン (NHK出版新書 435)
- 作者: 西部忠
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2014/05/08
- メディア: 新書
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交換される金(きん)などをはじめとするものの危うさと不思議さを実感させられる。
不確かな信用。
【16】
いくつかの重要な現代思想の概念を映画作品を例示として使用しつつ解説。
【17】
生における余剰から哲学する。
資料として挙げられる書籍がどれも興味深く、ガイドブックとしても機能している。
【18】
無学の状態から素数について丁寧に学べる。
非常に易しい。
【19】
知恵の樹―生きている世界はどのようにして生まれるのか (ちくま学芸文庫)
- 作者: ウンベルトマトゥラーナ,フランシスコバレーラ,Humberto Maturana R.,Francisco Varela G.,管啓次郎
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 1997/12
- メディア: 文庫
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オートポイエーシスに関する。
生物、無生物が増えること。
【20】
ミラーニューロンの発見―「物まね細胞」が明かす驚きの脳科学 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)
- 作者: マルコイアコボーニ,Marco Iacoboni,塩原通緒
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2011/07/08
- メディア: 文庫
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他者との体験(疑似)同期。
知覚が繋がっている。
【21】
- 作者: ロランバルト,Roland Barthes,宗左近
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 1996/11
- メディア: 文庫
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表徴の帝国、日本を幽かにそして鮮明に写し取る。
表紙がカッコ良い。
【22】
図形のシンメトリー、音楽のシンメトリーなどをストーリーを持たせて紹介。
【23】
株の取引きにアルゴリズムを取り入れた当時の話が非常に面白い。
小説的にリリカルな構成で読みやすい。
【24】
哲学の各思想や各主義を非常に簡潔な文章と図で紹介。
かなり成功している企画だと思う。
【25】
聖書の内容などを絵画を参照にしつつ追うことで理解が深まる。
描かれている人物や物の意味を文章で補足。
カラーで大きく作品が載っているので眺めるだけでも楽しめる。
【26】
- 作者: トムジーグフリード,Tom Siegfried,冨永星
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2010/09/03
- メディア: 文庫
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“もっとも美しい数学”かはさておき、ゲーム理論への理解が大きく進む。
例示がどれも面白い。
【27】
《ジャック・ラカン》の著書の解説が特に分かりやすかった。
ブックガイドとしても是非。
【28】
心理と経済の近い交差。
【29】
S,M,L,XL+: 現代都市をめぐるエッセイ (ちくま学芸文庫)
- 作者: レムコールハース,Rem Koolhaas,太田佳代子,渡辺佐智江
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2015/05/08
- メディア: 文庫
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建築から見る都市論。
美しい情景描写。
【30】
偶然の科学 (ハヤカワ文庫 NF 400 〈数理を愉しむ〉シリーズ)
- 作者: ダンカンワッツ,Duncan Watts,青木創
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2014/01/10
- メディア: 文庫
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歴史の結果の偶然。
それはビジネスにおいても。