今回は、オススメの美術書籍の紹介を。
現代アーティスト事典

現代アーティスト事典 クーンズ、ハースト、村上隆まで──1980年代以降のアート入門 (BT BOOKS)
- 作者: 美術手帖編集部
- 出版社/メーカー: 美術出版社
- 発売日: 2012/10/03
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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タイトルそのまま、現代アーティストが列挙され、解説された本。
私は、美術史の中で、何百年も遡っての作品たちよりも20世紀以降の近代の美術が個人的に好きなので、何ともピッタリな内容。
普段美術に関心が薄い方でも知っているようなメジャーな作家はもちろん、そこそこ美術が好きな方ならば知っているかもな作家までバランス良く紹介されている。
バキバキの美術マニアの方には当然知っている内容ばかりだと思うので、そういった方には発見は薄いかも。
幸い、私も詳しくは無いほうなので、殆どの作家、ページをしっかりと感動しながらめくることができた。
やはりなんといっても、カラーで大きく作品の写真がふんだんに載せられているのが嬉しい。
視覚的に紹介される事が単純に重要。
テキストも同じくらいの割合なので、相互補完が絶妙に行われる。
バランスよく作風作家が掲載されているので、現代のシーンを展望総覧するのには本当に向いた一冊。
絵画、彫刻、映像、身体などなど。
価格が2800円というのが高く感じ引っかかるという方もいらっしゃるかもしれないが、きっとそれ以上の収穫や驚きや感動があるはず。
試しに書店でパラパラと立ち読みするだけでも是非。
あまり好きではない美術展に行くよりも有意義で優先すべき接触かなと。