通例企画としてテスト走行中の音楽レコメンド。
無限反射するディスク・ガイド、パート2。
一度の更新で3作品程度のボリュームがちょうどいいかなと。
『The Godfather-The Very Best Of James Brown』

- アーティスト: James Brown
- 出版社/メーカー: Polygram UK
- 発売日: 2007/01/23
- メディア: CD
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垂直ミニマル・ファンクの必携盤。
ベタにベスト盤として、入門盤としてのチョイス。
ダンス・ミュージックの祖を傾聴したい。
踊れます。
本作品とは異なりますが話ついでに、時空をまたいで《コーネリアス》がジェームス・ブラウンの曲をリミックスしたトラックも必聴。(アルバム『CM3』に収録)
ティム・ヘッカー
『Dropped Pianos』

- アーティスト: Tim Hecker
- 出版社/メーカー: Kranky
- 発売日: 2011/10/11
- メディア: CD
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繊細に構築された美しい音響作品。
抽象的な音像が止まることなく通奏され、最初のトラックから最後のトラックまでをほぼシームレス(に感じるくらい丁寧)に縦貫している。
区切って別々に聴くよりも、全トラックで大きな一塊として捉えたい。
トラックタイトルも“Sketch”と統一されており、後ろの数字がそのまま1ずつ増えるカタチで割り振ってある。(トラック1~9=Sketch1~9)
その主軸となる音が時間経過とともに微かに移ろう様に、ピアノの一音一音がドロップされてゆく。
唯一、最後の“Sketch 9”がそれまでとは一変して轟音に近い表情に切り替わる。
1~8の静謐さからのラストの力強さが実に配置が素晴らしいなあと。
実にハイ・コンセプトなギミック。
ラディック
『TOMORROW'S QUEST』

- アーティスト: Radiq,半野喜弘
- 出版社/メーカー: LOGISTIC/OCTAVE-LAB
- 発売日: 2005/11/05
- メディア: CD
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《RADIQ》こと、《半野喜弘》さんの作品。
クールなエレクトロニカとブラック・ミュージックの接合点。
ラップやレゲエ的なボーカルが、静かで華やかなトラックに乗る美しさ。